看護師になるためには、定められた単位を取得するだけでなく、国家試験に受からなければなりません。
受験資格さえあれば、年齢関係なく誰でも受験可能なため、毎年約6万人と多くの方が受験されます。
開催日 | 2月中旬 |
開催地 | 北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県 |
看護師国家試験は一発合格!
今回は誰でもできる落ちないための勉強方法をお伝えします。
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国家試験の概要
受験資格 | ・3年制の短期大学、専門学校を卒業、卒業見込みのある者 ・4年制の大学、総合カリキュラム校を卒業、卒業見込みのある者 ・都道府県指定の看護養成所を卒業、卒業見込みのある者 ・5年一貫制看護高等学校を卒業、卒業見込みのある者 ・准看護師として3年以上の実務経験、及び2年の修業過程を卒業、卒業見込みのある者 ・准看護師として7年以上の実務経験、及び2年の通信過程を修了した者 |
合格基準 | 全240問の出題 ①必修問題(50問)②一般問題(130問)③状況設定問題(60問) ①正解率80%以上で合格 |
合格率 | 90%前後 |
試験は午前、午後の2部構成です!
看護師国家試験は難しい?
合格率を見てみると90%前後とほとんどの人が受かっていることがわかります。
国家試験ではあくまで看護師になるための基礎知識のみが問われます。
国家試験の傾向を知り、対策をすれば合格は難しくないはずです。
看護師国家試験の出題範囲
- 人体の構造と機能
- 疾病の成り立ちと回復の促進
- 健康支援と社会保障制度
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護論及び看護の統合と実践
合格率が高いとは言え、出題範囲はかなりの広範囲のため、勉強は必須です。
一般問題・状況設定問題は年によって難易度が変動しますが、全体的な平均点も変動するので焦ることはありません。
ここ数年を見ていると、合計点数160点があれば一先ず合格を目指せそうです。
しかし、必修は合計点数が良くても必修問題の中で80%がなければ落ちてしまうため、必修対策は十分に行いましょう。
看護師国家試験に向けたおすすめの勉強法3選
過去問を解く
本を購入したり、国家試験に向けて塾に行ったり、勉強法はたくさんありますが、とにかく過去5年分の過去問を完璧に仕上げましょう。
過去問の中に看護師国家試験の傾向とパターンがつまっており、「この問題は前にもあった!」という問題も出てくるはずです。
必修は完璧に解けるようにし、間違えた問題はじっくり解き直します。
一から教科書の内容すべてを勉強するのは、時間が足りないので、問題文の中でわからなかったところを調べて完璧にしておきましょう。
間違えたところに付箋をつけて、何回解いたか自分なりのオリジナルマークをつくって何度も解きました。
問題の答えを覚えるのではなく、問題文やその内容まできちんと理解することで、問題のニュアンスが変わっても解けるようになります。
参考書をつくる
問題文の中でわからなかったところを完璧にすることが重要ですが、たくさんの教科書の中から一から調べたり、何冊も持ち歩くのは面倒です。
そこでおすすめするのが、レビューブックです!
レビューブックは、看護師になってから使う機会はありませんが、看護師国家試験はあくまで基礎知識のみが問われます。
幅広い基礎知識を過去10年分の看護師国家試験出題内容を1冊にまとめた参考書は、勉強の効率をあげてくれます。
自分で調べた用語や覚えやすい語呂合わせなど、付箋やメモ帳を使って書き込み、貼り付けることで自分が一番わかりやすい世界に一つだけの参考書になります。
国家試験当日はレビューブック持ち歩いて、教科書はもっていきませんでした!
レビューブックが厚みで太くなっていけばいくほど、勉強する意欲と愛着がわくこと間違いなしです。
学習時間のメリハリをつける
国家試験の勉強を始めるのは、約1年前から取り組む人がほとんどです。
実習中であったり、就職活動をしている人もいて、思うように進まないかもしれません。
でも、手当たり次第や教科書を一から勉強をするのは時間の無駄です。
勉強した気だけにならないように、落ち着いて国家試験の過去問題を一つ一つ丁寧に学習していきましょう。
だらだら勉強しても仕方がないので、時間を決めてメリハリをつけることが大切です。
学校にいる時間だけ国家試験の勉強に集中し、夜はしっかり寝て体調を整えていました。
とにかく膨大な範囲の看護師国家試験では、一から教科書を開いて勉強しようとせずに、まずは国家試験問題を解いてみましょう。
最初はまったく解けなくても大丈夫です。
何度も繰り返しているうちに、解けるようになります。
しかし、ただ解いているだけ、答えを覚えるだけでは、問題の傾向がかわったときに解けないので、間違えた問題や、根拠や機序がよくわからないところは、理解できるまで学習する必要があります。
油断せず、傾向と対策さえして勉強すれば、合格の道が開けます。